今、夜の9時。あと5時間で第47代アメリカ合衆国大統領、ドナルド・トランプの就任式が始まる。ワシントンDCは異常寒波(氷点下6度!)で屋内での式典になるほか、パレードも取り止めとか。議会は上下両院ともに共和党。閣僚は全て忠臣ばかり。トランプが好き放題できる4年間が始まる…。

私はトランプに期待している。初日に署名するであろう100本を超える大統領令の中には、不法移民強制排除とか外国歳入庁を設けて各国に高関税を科すとか「?」がつくものもあるけど、各方面に風穴は空く。

アメリカの言うとおりに動いてきた日本も、「対米従属」から「対米自立」を余儀なくされることになるし、経済にしても防衛にしても「日本は」を主語にせざるを得なくなる。これは歓迎すべき変化。

石破さんがトランプとソリが合うとは思えないが、英国のスターマーやドイツのショルツら欧州の首脳は誰もトランプと向き合わないだろうから、石破さんだけが貴重な話し相手にもなれる可能性もある。

振り返ってみれば、2017年~21年の1期目、トランプで世の中はそれほど悪化してはいない。バイデン政権の政策は全て覆すだろうけど、中国、ロシア、北朝鮮に睨みが効くのはトランプだけだ。

この後、テレビで式典を見届け、早朝、TBSラジオに出演する。ワシントンでの大規模集会で「歴代大統領よりも最高の1日、1週間、100日」にすると語ったトランプ。確かに高関税や化石燃料への転換などは好ましいことではないけれど、私はワクワクしながらその瞬間を待っている。
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