韓国の憲法裁判所から罷免決定を言い渡された尹錫悦前大統領。ソウルは、尹支持派が暴徒化するのを恐れ、主要駅が開廷前から封鎖されたとか。これで5月10日から大統領選挙に向けた候補者登録が始まり、6月3日には投開票が実施されることに…。韓国は大きく揺れ動くね。

本命は、野党「共に民主党」の代表で反日で知られる李在明氏だが、金文洙労働相、与党「国民の力」前代表で元検事の韓東勲氏あたりの争いか。李氏が勝てば、バイデン・岸田・尹時代とは様変わりしそう。

京畿道の知事時代、「日本的なもの」を全て締め出した李氏が、対米、対日、対中、対北でどう振る舞うかによって東アジア情勢はガラッと変わる。正直、李氏に勝って欲しくない。(写真:日経)

憲法裁の判断は妥当だとしても、韓国も、去年暮れの戒厳令以降、尹支持派と反対派で分断されているので、誰が勝っても今まで通りにはいかない。李政権発足なら日韓関係は悪くなる。

石破さんで上手くやれるのかも不安。石破さんは親切で取材も気安く受けてくれる政治家だけど、首相として、国際情勢の変化と対峙できるかというと大きな「?」がつく。(写真:Bloomberg)

仮に自民党が石破さんで参院選までいったとしても、韓国の変化、中国の海洋進出、そして相互関税や自動車関税を繰り出すトランプの不確実性に、石破政権では対処できないと思う。

きょうは、韓国の動きを見ながら月刊「テーミス」用に日米防衛に関する記事を1本書いた。そうしてると、昨年冬に講演させていただいた京都の商社「サカノシタ」さんから新たな講演依頼が…。何とも光栄な話。テーマは国際情勢なので頑張るよ~。(阪ノ下社長、ありがとうございます!)
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