さいたま市の自宅で、環びわこ大学コンソーシアムのZOOM会議。テーマは「就活における生成AIの活用法」。たとえば、生成AIのCopilotやGeminiに、大学名や部活動、バイト歴などを打ち込んで自己PRを作らせたら瞬時に完成。就職貴族と呼ばれる一橋大あたりの学生と遜色なくなる。

勤務先のびわこ成蹊大で言えば、大学名を書かずにエントリーできる企業なら、生成AIに書類を書かせたら、京大生や阪大生にも劣らぬ内容になりそう。だとしたら便利~。

もちろん、どの学生の書類も似たような内容になるし、面接で深掘りされたりSPIで学力を問われるとボロが出てしまうわけだけど、うまくすれば下剋上で慶應や早稲田にも勝てるかも。

生成AIにどういうプロンプト(指示)を出して、返ってきた解答例にどう肉付けしていくかは指導しないとね。他に企業研究等にも応用できるから、キャリアセンター長の私が習熟しないと。

今、大学では学生募集のためのパンフレットを作成中。就職率100%は売りである反面、「どこに就職できたか」も重視していこうと思っている。そのためにはAIの力が必要だな。

しかし、生成AIが企業研究も職業リスクも数秒で調べ、まとめてくれるとなると、学生は自分で調査・研究する努力をしなくなるよなぁ。要領だけ良くなって思考力も失うのでは? 企業側もキリンがAI面接官を導入したと聞くし、就職戦線も新たな問題を抱えそう。
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