石破さんとトランプの日米首脳会談、思った以上に良い会談で終わったみたいだね。共同会見で「（石破氏は）素晴らしい首相になる。非常に強い男だ」とトランプが持ち上げたところなどは特に。石破さんを取り巻く政治状況は依然として厳しいとしても、これで当面は安泰。（写真：毎日）
通訳に地位協定室長の高尾直氏を起用したのが大きい。高尾氏は開成⇒東大⇒ハーバードというだけでなく、安倍政権下で地球儀外交を支えた「行間を読み取れる」通訳。ある意味、「小さな総理」。
世界で一番、日本がアメリカに投資してきたことや安全保障に関して齟齬なく伝えられたのは、高尾氏の功績。プレゼントした金の兜も「金好き」のトランプには良かったかも。（写真：日本テレビ）
日本の防衛に関しても米軍が守るという言葉を引き出し、関税に関しても煙に巻くことができたのは大きい。これでコバホークや高市さんを推す人たちも、すぐには「石破降ろし」に動けなくなった。
懸案だった日本製鉄によるＵＳＳ買収問題も「多額の投資」で決着させたところをみると、トランプも、ガザ支配発言等で国際的に批判が高まる中、せめて日本は敵に回したくなかったのだろう。
きょうは「皇位継承問題」や「自民保守派」の動きで雑誌の原稿を書くところだけど、今月後半から来月前半にかけて続く時事通信「内外情勢調査会」の講演で話すネタが増えてよかった。これから細部を取材して、講談社のオンラインサイト「現代ビジネス」等にも反映させることにする。
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