「選挙は投票箱を開くまでわからない」とは、よく言われる言葉だけど、自民党総裁選挙は特にそう。事実上、女性初の首相誕生で、保守系のリーダー誕生は、正直、個人的に嬉しい。しかし、小泉vs高市の決選投票になれば、麻生さんを味方につけない限り、きついと思っていた。その麻生さんが、高市さん勝利の立役者。1回目投票で小林、茂木陣営にも票を割り振り、決選投票で高市さんに集約する…

岸田さんが「すごいこと考えてる」と評した老獪な作戦はずばり的中。麻生派43人全員が高市さんに乗ったわけじゃないにしても、1回目の議員票64が決選で149まで積み上がったのは麻生さんと、その指令に呼応した小林、茂木陣営の力だ。良くも悪くも「これぞ自民党」🤨。

小泉さんの敗因は、ステマもあるけど、3日の平デジタル相の閣議後会見。「麻生さんの影響力はそこまでない」発言が闘争心に火をつけた。「麻生は高市」に変わったもんね。おとといあたりから「勝ち」を意識し、「若手中心で改革」みたいな声が出始めたことも、麻生さんらベテランを怒らせた。

高市さんには期待。ただ、さっそく役員人事と組閣が待ち構える。高市さんを嫌がっていた公明党や国民、維新などとの連立協議も待ったなし。ガソリン暫定税率廃止や補正の編成も。まずは人事。麻生さんの側近、鈴木俊一幹事長は固いとして、茂木外相あたりかな。

10月後半には、26日からASEAN首脳会議、27日からトランプとの日米首脳会談、31日からAPEC首脳会議が控えているので、就任早々、内政外交で手腕が問われる。旧安倍派の裏金議員の起用法は難しいところだけど、茂木外相、小林経済再生相(or防衛相)あたりなら良いのでは?

高市内閣=麻生&旧安倍派内閣誕生かな。「下駄の雪」と揶揄されてきた公明党が連立政権に残るかも気になるところ。高市さんは1人で宿舎にこもり政策を練るタイプ。ただここからは、財務官僚出身の尾崎正直衆院議員、総務官僚出身の佐藤啓参院議員らブレーンの力も借りないと長続きしない。サッチャーやヒラリーのような鉄の女ではないので心配な面も多々。(写真:読売、日経、文化放送・山本記者)



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