日本では、「ドジャース対パドレスで盛り上がるソウル」と報じられたかもしれないけど、ソウルの街中で「大谷」を感じることは全くなかった。時折、観光地で野球帽をかぶったアメリカ人に出くわした程度。仕事なので、球場の盛り上がりを伝えたあと、弘大にあるプルコギの名店へ。
何度も来ている店だから感動まではしないのだけど、「これだよ、これ」という味。それ以上に感動したのが、ソウルの森～聖水（ソンス）のエリア。前回、行けなかったので「今度こそ」と思い歩いてみた。
すごいよ、みんな。すごいよ。ここもレンガ造りの古びた倉庫とか築何十年という建物をリフォームしたカフェやレストランがひしめく場所。食べ歩きしてみたら、結構、うまいのよ。
どの店も外観に工夫を凝らしていて、そぞろ歩いているだけでも楽しいエリア。中も座席が広々としているので、日本のコーヒーチェーン店のような「せせこましさ」はない。韓国の店作りは上手だよ。
猫も杓子も明洞…という時代じゃないね。今回は１度も明洞エリアには行かず、ロッテ免税店にも立ち寄らなかった。それでも十分満足。あ、梨泰院だけはちょこっと散歩してみたよ。
地下鉄６号線で梨泰院の隣の駅、漢江鎮（ハンガンジン）周辺が、今や江南などより話題のエリアだと聞いたから。人気のスイーツが並ぶビルに入ると、ニンジンをかたどったケーキが…。
でも、７５０００ウォン（７８００円）だからね、普通、買えないよね。代わりに…というわけでもないけど、弘大エリアまで戻り、濃厚アイスが人気の「百味堂」でチョコアイス食べられたから満足。
取材に現場中継に未知のエリアでの遊びに、と慌ただしく過ぎた４日間。役立ったのはバス。駅構内の階段の昇り降りがない分、地下鉄よりはるかに楽。バス専用レーンがあるから渋滞もない。これは東京よりソウルの圧勝。ソウルで「路線バスの旅」ができるようになると制覇できそう。
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