中国・習近平総書記に告ぐ

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 自分の国からは原発処理水を垂れ流し、PM2.5では、日本だけでなく韓国にも弊害をもたらしている。この事実を、世界第2位の経済大国である中国自身はどう考えているのか? アメリカと共同歩調をとり、台湾侵攻の際は堤防の役割を果たす日本を、単に貶めているだけではないのか?

 福島第1原発の処理水を海洋放出してから6日。中国の姿勢には目を覆う。国営メディア、共産党系メディアでフェイクを垂れ流し、普通であれば規制するはずの「あと240日で汚染水が中国に到着する」といった過激な表現にも一切お咎めなし。

 おまけに汪文斌報道官は、日本人学校への投石や日本大使館へのレンガ片投入について、「中国は常に法に基づき、中国に滞在する外国人の安全と合法的な権益を守っている」とまで言い切った。事実を直視しないことはなはだしい。こんな国とまともに付き合える国はあるのだろうか?

 中国は、不動産バブル崩壊、経済成長の著しい鈍化と若者らの就職難に直面している。ゼロコロナ政策以降、習近平指導部への不満もあって、中国当局はその矛先を日本に向けさせようとしているのだろう。日中友好平和条約締結45周年どころではない。(中国の賢明な人たち、騙されるな!)

 私も処理水放出には反対で、コンクリで固める派だったのだけど、科学的根拠をしっかり見つめ、中国の反対を処理水放出反対の根拠にすべきでないと思っている。思えば一帯一路もアフリカ支援も悪質な金貸しと同じ。今の態度が責任ある大国がとるべき態度か、習近平氏にはよく考えてもらいたい。

 

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