ビッグモーター社長の噴飯もの会見

　ひどい会見だった。朝、国土交通省記者クラブからの連絡で、不正請求で揺れるビッグモーター社長の会見があると知った私。場所はベルサール六本木。１１時から兼重宏行社長の言葉に聞き入った。まあ、ひと言で言えば、ヒドイ！

　形上、陳謝し、辞任を表明はしたが、経営陣の関与は全否定。６月２６日に調査報告書が出るまで知らなかった、大事なクルマを傷つけるなんて許せない、とまるで被害者気取り。なんじゃこの社長！

　不祥事を隠蔽したり、経営難を取り繕ったりする社長に共通するのが、シラを切る開き直りの姿勢。しかも次期社長に決まった和泉氏は「卓越したリーダーシップ」と現社長を持ち上げた。

　兼重氏も副社長の息子も経営には関わらないというが信じがたい。ワンマン経営で「天皇」として君臨してきた経緯から見て院政は敷くだろうな。従業員の年収が２０００万円級というところから見ても、ひどいことをしてきたんだろうね。私はこんな店ではクルマは買わない。